知りたいたまごは考える

哲学はじめてみました🔰

利権について知りたいたまご

 

先日、男女差別というものについてまとまりのない記事をあげました。

その後もそのことについて考えてたんですが、女性差別がなかなか認識されない理由の一つに、それを利用して得している人がいることがあげられるんじゃないかとふと気付いたのです。

 

本当に差別されて困っている人がいる一方、それに目をつけてビジネスにしている人がいます。

 

これは男女差別だけではなく、どの層の被差別者の団体には必ずついて回ることです。

ホームレスの人に仕事を与えるという名目で劣悪な環境で働かす所謂貧困ビジネスとは違います。

 

以前、ある女子高生が「夢があるのにお金がないからそれを叶えられる高校に行けない」と訴えたというニュースが流れました。

するとその後、彼女と同じ高校の生徒と名乗る人物が、「彼女はお金もあるし、趣味にお金をかけている。私は自分バイト代が入った通帳を親に取り上げられている」というような内容の発言をSNS上でしたことからこの件は炎上し始めました。

 

貧乏は自業自得!悔しかったら稼いでみろ!というのは乱暴です。

私は貧乏なんだからお金をくれ!と何も努力しないのも違う。

 

“貧困だと名乗り出た人がこんだけ叩かれるんだもんなー。そりゃ、誰も言い出せないし生活保護も安心して受けられないよな。そしてホームレスになれば何も悪い事してないのに殴られたり蹴られたりされる。酷いもんだな本当に。

叩く前に「貧困」をよく知ろうね。”

https://twitter.com/rock_west_/status/767036552987877376?s=21

 

という意見もありましたが、仮にこの貧困女子高生のお金の使い方が本当だとしたら、それを信じてなおこの発言ができるのが驚きでした。

女子高生を叩く人の中には一定の「何でもかんでも叩き隊」みたいな人たちと、ネトウヨがいたとは思います。

しかし、それ以外は貧困です!とテレビに取り上げられた女子高生よりも、趣味や娯楽に使うお金を節約して生活している人たちです。

 

“権力を疑うSEALDsを叩き貧しい女子高生のささやかなぜいたくを叩く。「ほしがりません勝つまでは」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「ぜいたくは敵だ」と唱えながらみんなで監視し合った国家総動員法の時代が、実は日本人の心性にいちばんあっていたのではないかとしか思えない。”

https://twitter.com/rkayama/status/767033756569903104?s=21

 

これをささやかなぜいたくと言い切ってしまえる人の方がよっぽど庶民の暮らしや貧しさを理解していないと思うのです。

 

一人の女子高生に対してよってたかって叩くのは間違いです。それはダメ。

そして、もし彼女が本当に趣味にお金をかけられるのに、高校進学のお金がないなら、それはお金の使い方を知らない親に育てられた遺伝性の貧困なんだと思います。

我慢を知らない。

生活の衣食住と学問のためにお金をかけて、それの余剰金を趣味に使う。

そんな誰でもしている当たり前のことができていないだけなんです。

 

そして、これがぜーーんぶ嘘で彼女はお金に困っていなかったとしたら、彼女を利用して何かをしようとしている誰かがいるということです。

このニュースが出たあと、貧困問題を訴えるデモ行進が起きました。

 

 

そーーゆーーーの!!!!

そういうのがあるから、この女子高生の同級生のような誰からも掬ってもらえない本当の貧困者が更に苦しむのです。

 

つまりここまで長々と書いてきましたが、全ては

利権で生活してる人はその浅ましさを知れ

ということが言いたかったのです。